DEVELOPMENT CASE開発事例

SW-PLCライブラリ 

SW-PLCライブラリは各種PLCとの通信プロトコルを実行する、PLC通信ライブラリです。PLC通信ライブラリをアプリケーションへ組み込むことで、PLCとの通信を実行するアプリケーションを簡単に作成できます。

特徴

  • 軽量コンパクト、低負荷で高速な動作、アプリケーションへの組込みも簡単
  • PLC通信シミュレータ機能でPLC実機がなくてもアプリケーションのデバッグが可能
  • 付属ツール SW-TagManagerでプログラムの作成、デバッグを支援
  • SW-TagManagerはPLCと直接接続してPLCのメンテナンスツールとしても利用可能
  • MCプロトコル (三菱)、FINSコマンド、Cモードコマンド (オムロン)、上位リンク通信 (キーエンス) などに対応

通信DLL

W-PLCライブラリは、通信機能を提供するメインDLLと各種PLCに対応したアドインDLLで構成されています。DLLサイズは数百KBで、実行環境へはメインDLLと必要なアドインDLLをコピーするだけと、 アプリケーションへの組み込みに適したコンパクトなライブラリです。PLCへの接続、読み書きは、数ステップのプログラムで簡単に実行できます。

管理ツール SW-TagManager

PLCとの通信開発を便利にする管理ツールSW-TagManagerが付属します。

1.タグ割付機能
PLCのデバイスへはタグ番号を割り付けてアクセスします。プログラムからは実際のPLCのデバイスアドレスを意識することなくアクセスできます

2.PLC通信シミュレータ機能
TagManagerのダミーPLC機能をONにすると、PLCのシミュレータとして動作させることができます。この機能により、アプリケーション開発中はPLC実機が無くてもアプリケーションのデバッグが可能となります。

3.PLC接続機能
TagManagerからPLC実機に接続し、デバイスへの読み書きが可能です。稼働中のPLCへ接続し、デバイスの値を確認したいときや、値を書込みたいときなどに便利です。

4.スクリプト機能
ダミーPLC動作時や、PLC接続時の動作をカスタマイズできるスクリプトがC#で記述できます。例えば、あるデバイスの値が変化したときに所定のデバイスの値を書き換えるなど、実際のPLCの動作をシミュレートさせたり、定周期でデータをファイルに保存するなど簡単なデータロガーのような機能も作成可能です。

スクリプト例

性能

通信機能のみのライブラリとして最適化されており高速な通信を実行します。通信中は低負荷で他のシステムに影響を与えないよう設計されております。

タグ数 [個]1001000500010000
読出時 [ms]10.0923.0772.73138.89
書込時 [ms]10.4023.3078.65148.79
タグ数 [個]読出時 [ms]書込時 [ms]
10010.0910.40
100023.0723.30
500072.7378.65
10000138.89148.79

※PLCデータレジスタ D0 – D9999を使用して、読み書きを100回実行した平均値
検証環境
PLC:MELSEC Q03UDECPU MCプロトコル3E(BINARY)
PC:CPU Intel Core i5 2.5GHz Windows7

動作環境

サポートOSWindows7 / Windows8.1 / Windows10 (32bit/64bit) / Windows11 / Windows Server 2019、2022
サポート言語Microsoft Visual C++ / C# / VB.NET
Windows DLLを実行できる環境
※32bit/64bit形式のDLLが使用可能です。
対応プロトコル三菱 MCプロトコル (1C/3C/4C/1E/3E/4E)
オムロン Cモード通信、FINS/TCP、FINS/UDP
キーエンス 上位リンク通信
Modbus (ASCII / RTU / TCP)

価格

1ライセンス 30,000円(税込33,000円)※SW-PLCライブラリを導入するPCごとに1ライセンス必要です。

※2025年1月1日より、ライセンス価格を改定させていただきます。
 新価格 1ライセンス 35,000円(税込38,500円)。

ダウンロード

トライアル版を下記リンクからダウンロードできます。トライアル版で動作検証の上ご購入ください。

SW-PLCライブラリ(x86)(トライアル)_V1.06A
SW-PLCライブラリ(x64)(トライアル)_V1.06A

実績

弊社では工場の生産ラインなどで、PLCと連動する制御システムを過去20年以上にわたり開発してきました。 PLCライブラリは弊社の長年の実績あるPLC通信処理をライブラリ化したものです。 本ライブラリを採用したシステムは現在も24時間365日稼働するラインなどでトラブルなく動作しております。

購入方法

見積をご希望の場合、お問い合わせフォームまたは、下記メールアドレスまでご連絡ください。
ご購入は注文書または注文内容(ご購入者名、ご連絡先E-Mail、必要本数)を下記メールアドレスまでお送りください。3営業日以内に弊社よりご注文受付のお知らせをいたします。ソフトは入金確認後に製品版ダウンロードのURLをご案内いたします。

plclib@seiwa-giken.co.jp

履歴

Ver 1.06A 2024/03/04
・ライブラリヘルプファイルの誤記修正
 ・McCom.pdf
  対応デバイスリスト
  F 16進数値 -> 10進数値
  ZR 16進数値 -> 10進数値

 ・OmronCom.pdf
  対応デバイスリスト
  DM0 16進数値 -> 10進数値

Ver 1.06 2023/12/15
・Modbus通信対応 (ModbusCom.dllを追加)
・マルチスレッドでSwPlcClosePortが他の関数と同時実行された場合にメモリアクセス違反が発生することがあった問題を修正

Ver 1.05 2023/05/18
・ダミーPLC通信機能でSwPlcWrite、SwPlcReadの順序でコマンドを追加し実行すると読込みコマンドが正常に実行されない不具合を修正

Ver 1.04 2021/12/16
・ライセンス認証の機能を追加

Ver 1.03 2021/03/11
・アクセス点数が多い場合にコマンドが正しく生成されないことがあったのを修正

Ver 1.02 2020/11/14
・TagManagerでダミーPLC停止時にソフトがフリーズすることがあったのを修正

Ver 1.01 2018/11/29
・KvCom.dllの不具合を修正

Ver 1.00.8 2018/07/31
・TagManagerにてアタッチモード実行中に表示形式が変更出来なかったのを修正

Ver 1.00.7 2018/07/25
・64bit版ライブラリを追加